全体スケジュール

デザインセッション

デザインセッションではデザイン、プロダクト、メタバースの全コースの生徒が参加し、全4日間でオリジナルのTシャツを1からデザインしました。生徒同士ディスカッションをしながら進める場面がよくあり、話があまり得意ではない生徒も日にちが経つごとに積極的に周りの生徒と話すようになり、デザインやITスキルだけでなくコミュニケーションスキルも身に付けられたようです。
Tシャツデザイン
デザインツールを使って、Tシャツのデザインを1から作りました。今年度は「自由なデザイン」「開催地域(墨田区・仙台)に関連するデザイン」「着たらテンションが上がるデザイン」「奇抜なデザイン」の4つのテーマに沿ったデザインを作成しました。先生方から個別にフィードバックをもらい、時には生徒同士でアドバイスを行うなど修正を重ねてデザインを完成させていました。

プレゼンテーション
最終日には完成させたデザインを他の生徒に紹介するプレゼンテーションを行いました。一人ひとりがデザインに込めた想いや工夫したポイントなどをデザインごとに発表しました。「開催地域のデザイン」は地域という狭いテーマの中でも、特産品や名所などそれぞれ着目する点が異なっていて個性が表れていました。プレゼンテーションや生徒同士のディスカッションを通して自身の意見を相手に伝える力を身につけることができました。

キャリアトーク
ソニー企業株式会社の永野様から、キャリアトークの実施を頂きました。テーマは「マーケティング」について、商品を売れるようにするための仕組みやどのような場面でマーケティングを行うのかなど高校生にもわかるように説明してくださいました。

デザインセッションに参加した学生の感想
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東北30人、東京70人の人がほぼ同じ課題に取組んでいるのに似たような意見は少しもなく、むしろ作品から制作者の好きなこと、制作者の表したいことが少しみえました。これは全員が生活している環境(学校や、趣味、周りの人)が違うからこそ同じようなデザインが出ることがなく1人1人の新しいデザインを知ることができるという貴重な体験ができました。
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楽しかったです! キッズドアのみなさんが優しくて、今期も参加したいと思い、2回目のIFUTOの参加となりました。マーケティングフェーズとはまた違って、自分が作成したものが手元に残る嬉しさがあります。また機会があれば参加したいと思います!ありがとうございました!!
プロダクトセッション

プロダクトセッションではプロダクトコースの生徒34人が参加、全2日間の日程で行い、デザインセッションで作成したデザインのプリントを体験しました。プリントの方法は「ガーメントプリント」と「シルクスクリーン」の2種類で、それぞれ生徒が希望する方法でプリント体験を行いました。それぞれのプリント方法によって難しいポイントがあり、特にシルクスクリーンはうまくインクが乗せられなかったり、版が細かくて切れてしまったりと苦戦しながらも最終的にはきれいに仕上げていました。
ガーメントプリント
専用の印刷機を用いてプリントする方法で、カラーのデザインを希望する生徒が体験。Tシャツを印刷機にセットするところから仕上げのアイロンがけまで行い、Tシャツがプリントされる過程を体験しました。

シルクスクリーン
版を作成してインクを乗せてプリントする方法で、単色のデザインを希望する生徒が体験。渡邊先生に指導いただきながら版作りからプリントまで体験しました。ガーメントプリントのカラープリントとは違う味が出ていて、シルクスクリーンだからこそ映えるデザインもあることにスタッフ一同も驚かされました。

キャリアトーク
ソニー企業株式会社の永野様から、キャリアトークの実施を頂きました。テーマは「マーケティング」について、商品を売れるようにするための仕組みやどのような場面でマーケティングを行うのかなど高校生にもわかるように説明してくださいました。

プロダクトセッションに参加した学生の感想
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友達ができたことが嬉しかったです。自分のTシャツが形になったときの達成感がとても良かったです。
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実際にTシャツを作ってみることで、いつも着ているTシャツがどのように作られているかがわかり、服飾に興味を持ちました。ここで学んだことをいろいろな場面で活かしていきたいです。
メタバースセッション
メタバースセッションではメタバースコースの生徒20人が参加、全4日間で自分が作ったTシャツを着たアバターでメタバース空間の体験を行いました。パソコンが苦手と話していた生徒もはじめこそパソコン操作にぎこちなさがありましたが、それぞれのアイデアと思いが詰まったアバターや部屋を完成させていました。
アバター&オリジナル部屋作成
カルロス先生によるメタバース講義を行った後、2人1組になってメタバース空間で操作するためのアバター、オリジナルTシャツ、オリジナル部屋の作成を行いました。アバターや部屋の作成は「Unity」というソフトウェアを使用しました。

メタバース空間体験
最終日には完成させたアバターに自分がデザインしたオリジナルTシャツを着せて、メタバース空間内でファッションショーを行いました。メタバースプラットフォーム「Cluster(クラスター)」内に「Unity」で作成したアバターやオリジナル部屋をアップロードし、「Cluster」内でアバターを操作しました。PCで操作する生徒もいればVRゴーグルを着用して操作する生徒もいて、楽しみながらメタバースを体験していました。

キャリアトーク
ソニー企業株式会社の永野様から、キャリアトークの実施を頂きました。テーマは「マーケティング」について、商品を売れるようにするための仕組みやどのような場面でマーケティングを行うのかなど高校生にもわかるように説明してくださいました。生徒たちにとって貴重な機会であったようで、時間ギリギリまで東京・東北どちらからも質問が絶えませんでした。

メタバースセッションに参加した学生の感想
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メタバース自体やってみたいと思いつつも今まで踏み込めていなかったので今回この機会にすることが出来て嬉しかったです。貴重な機会をありがとうございました。
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メタバースを体験する前にアバターを作ったり、部屋を作るというところでわからないところを教え合うということがきっかけでデザインコ−スのときとは違う方とも仲良くなるということができたり、永野さんの貴重なお話を聴かせていただいたことで自分のやってみたい仕事を見つけるという目標の達成に近づきました。他にも今まであった人とはまた違う人と仲良くなることができてとても楽しかったです。本当にありがとうございました。
Tシャツ販売会

9月28日(土)~29日(日)の2日間、デザインセッションで参加生徒が作成したTシャツの販売会を行いました。当日は販売テントの設営から接客・販売まで参加した生徒が行いました。1日目は墨田区観光協会様が運営されているコネクトすみだ「まち処」、2日目は隅田公園「そよ風ひろば」で行いました。生徒自らお客様へアプローチし2日間で33枚のTシャツを販売。販売を通して売れたときの嬉しさ・売れなかった時の悔しさだけでなく、他人に説明することの難しさやデザインの売れ筋の傾向が自分の想像していたものと違うことなど様々な学びがあったようです。
販売テントの設営
装飾やテント内の配置から生徒たちで考えて設営を行いました。東京と東北の生徒はお互いに初めましての状態からスタートしましたが、それぞれ役割を決めてお互いにコミュニケ―ションを取りながら作業を進めていました。

接客
墨田区は外国人観光客が多く、当日も多くの外国人の方に興味を持って頂きました。英語が苦手な生徒も多くいる中、得意な生徒が間に入って通訳を行ったり、苦手でも積極的に話しかけに行ったりと頼もしい一面が見られました。

販売会に参加した学生の感想
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私のデザインは選ばれませんでしたが、販売会に参加してみたかったので行きました。仲間たちとできるくらい売ろうと頑張りました。熱意はお客様に伝わることがわかりました。Tシャツを見ていた方に積極的に話すと相手もより興味を持ってくれました。とても楽しく活動ができて貴重な経験になりました。
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とても楽しく良い経験をさせていただきました。実際に売りに行くことでどんなTシャツが売れやすくてどのような人に受けるのかが目に見えて分かったのでとても面白かったです!課題も見つかって、プロダクトデザインを学ぶ時に今後生かしていきたいと思います!